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まえから思っていたこと...

  • Posted by: jinx
  • 2009年4月 1日 19:05

etoile, originally uploaded by jinx.

なんか、中心からずれているんですよ・・・

人口重心というのがあって、23区のそれはJRの市ヶ谷駅のあたりらしいんですけど(正確には、平成17年の区部の人口重心は、新宿区市谷長延寺町付近、最寄り駅:地下鉄およびJR線市ヶ谷である。これは北緯35度41分29秒、東経139度44分17秒 出典:http://www.toukei.metro.tokyo.jp/kyosoku/ky07rf0005.pdf)、まぁ、皇居の西側ですね。

多摩地区まで入れた東京都の人口重心は、昼間は35°40′43″ 139°40′ 1″ で中野区南台5丁目、夜間は35°41′14″ 139°38′07″ の杉並区成田東2丁目、もう山手線を飛び出して都庁のある新宿区も通り越した山の手の住宅地にあるわけです。(出典:http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tyukanj/2005/tj05gaiyou.pdf)

たしかに、多摩が入る分西に重心は引っ張られるわけなんですけど、23区への県別昼間人口流入は千葉県が769千人であるのに対して、埼玉県914千人、神奈川県937千人、ちなみに多摩地区からは千葉より少ない584千人。

ここで地図を見ていただきたいんですけど、山手線というのはよく出来ていて、23区の人口中心である市ヶ谷のあたりに中心があって、昼間流入の多い北の埼玉と、南の神奈川に向けて引き伸ばされたような形をしているわけです。旧下町である上野、浅草が実は山手線の外側にあるんですけど、21世紀の人口動態にも合致した将来を見越した都市計画になっていたんですねぇ。(まぁ、鉄道インフラに合わせて都市が発展したという、チキンアンドエッグな側面もあるかとは思いますが)

で、問題は、ETC利権、じゃなくて割引で話題の高速道路、なんですけど、これがちょっといびつな形なんですねぇ。
東京オリンピック向けに突貫工事で作った首都高の都心環状線はまぁいいとして、問題は中央環状線、西側は山手線のすぐ外側、山手通り沿いに作られているのに、東側は、まぁ川があって用地買収がいらないからという理由だとしても、環七近くの荒川上。山手線の路線図と比べていただければよく判るんですけど、人口重心の市ヶ谷から遙かに東に外れているんです。

市ヶ谷を中心に考えると、むしろ環八の外側に計画されている外環道東京線と中央環状荒川をつなげてちょうどいいくらいです。
問題は、この同心円のゆがみが郊外に向けて拡大されていくこと。
いちばん外側の環状線として計画されている圏央道の東側が、このずれた同心円の、そのまた東に大きくゆがみを拡大させているんですね。
つくば、牛久にむりやりゆがませた円は茨城への配慮を感じさせるし、そもそも館山道と並行して房総半島の真ん中にもう一本高速が必要なんでしょうか。
どうみても野田、柏、四街道あたりの人口集中地を通すべきと思うんですけどね。

用地買収が高くつく、という言い訳がよく出ますが、不動産価値が高いということはそれだけ人々のニーズが高い場所だということ。用地費に取られて相対化される建設費を守るために、無人の荒野に建設だけすればいいや、という発想なんだとしたら、寂しい限りです。

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