- 2005年5月28日 23:20

気がつくと、仕事に行くという事ではなく、走る事そのものが目的になっている事に気がつく...
自転車通勤の魔力です。
仕事そのものではなく、仕事場という目的地まで自分の力で移動すると言う行為に、魔力が潜んでいます。
仕事場に着いたときには、もうその達成感で満たされていて、仕事をするどころではありません (笑 ウソですよ...)
そして今度は次の目的地、自分の家までの走りが、待ち遠しくてならないのです。
たとえ同じルートを走っていても、道路の表情は毎日違います。
通過するタイミング、行き交う車、人、路上駐車、タクシーの割り込み、他の自転車、道路工事、渋滞、踏切、原付バイク、相手との相対距離、相対スピード、信号のタイミング、商店街の灯り、コンビニから出てくる人、歩行者...
常に状況は変化を続け、周りの変化を楽しみながら、その変化とコミュニケーションしながら、自分も街の一部となって、その中をただペダルを踏んで走ります。
それはまるで私のために用意されたかのような劇場であり、ゲームであり、旅なのです。
自分と対話しながら、流れる景色の中を、ただ自分の力だけで進んでいく。
誰にも邪魔されない、誰も邪魔しない、自分という存在がとても純粋な、かけがえの無いものになっていく瞬間。
この体験は、他では得られないものかもしれません。
自転車通勤、人はその時ほど自分という存在にリアリティを感じる事は無いかもしれません。
我ペダルを踏む、故に我あり。
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